暦を生かした働き方
人の心も体も自然
自然栽培を始めてから、太陽と月の影響の大きさを作物を通じて感じるようになりました。どんどん季節の移り変わりや、気温、いつ雨が降るかということに敏感になってくる中で、自分の体や心も案外季節の移り変わりや、太陽や月といった天体の運行にかなり影響されているのではないかということに気づいてきました。
何もしていないのに心が落ち着かないとき。
特に理由もなく疲れてしまうとき。
思い当たる出来事がないのに、何かうまくいかないことが続いたり、いいアイディアが出ないとき。
体と心も人間の力ではどうしてもダメな時があるように感じます。そんなときは思い切って休んでしまうのが僕のやり方ですが、その原因がもしかしたら天体の運行にあるのではないかと考えることができたら、少しリラックスすることができます。
波に乗れない時に、無理することが一番心身ともに消耗する可能性があります。ならば、そういう時をできるだけ察知して、一年を通して、暦に応じながら、リラックスして働けるにはどうしたらいいのかを今年のテーマとして考えています。
一年を通して体と頭が鍛えられる働き方をする
大学に通って就職して会社で働くようになると頭脳労働ばかりで脳みそを使う仕事ばかりになるので、生涯を通して、肉体がどんどん弱くなってしまうのではないかという単純な疑問でした。当時も本ばかり読んでいた僕にとっては、60代までに健康な肉体を維持できるかが不安でした。
当時からそれほど体力に自信がなかった僕にとっては、加齢と共に肉体がさらに弱体化していくことは、どうしても避けたいことでした。仕事をすることで頭脳と肉体が同時に鍛えらえれるようにするにはどうしたらいいのか。
①めちゃくちゃ頭を使う時期がある
②けれども同時にめちゃくちゃ肉体労働をする時期がある
③ゆっくりと回復するための時間がある。
いろんなことを試して実験しながら、なんとなく実現しつつあります。おかげさまで体力は20代の時よりもあるように感じています。
暦に応じた働き方
自然栽培を始めて、いい頭脳労働には良い肉体が必要で、良い肉体労働はいい頭脳が必要だということがわかってきました。一年を通して、働くことを通して、頭脳と体をちょうどよく鍛えられるように、今までの経験から今年から悠三堂の暦を考えています。
今年は暦に応じて、こんなスケジュールでいきたいと思っています。
①立春ー春分(3/21) 新しい挑戦と農作業の準備/決算
②春分ー夏至(6/21ごろ) 農作業のピーク肉体労働100パーセント
③夏至ー立秋(8/8ごろ) 農作業をピークアウトさせて
④立秋ー秋分(9/21ごろ) 学びの季節
⑤秋分ー立冬(11/8ごろ) 農作業を終える
⑥立冬ー冬至(12/21ごろ) お茶の販売を頑張る
⑦冬至ー立春(2/4ごろ) 体を休めることを中心
◎立春、立夏、立秋、立冬の前にある土用の期間はあまり肉体を酷使せず、 ゆっくりと休むことを考えます。
◎72候に合わせて、旬の野菜を自分で食べれるように畑を作ります。
◎月の満ち欠けに応じて、畑の作業は考えます。
◎季節の魚とフルーツを積極的に
◎季節の花を楽しめるように、今年は花を育てます。
◎季節のお茶会をささやかに開きたいですね。
日本で生まれた日本の会社なので、四季の豊かさをしっかりと経営に活かして一年一年ゆっくりと成長できるように考えていきたいです。
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