思いついたことを瞬速で取り組むピッパ星人という人種。

自然栽培の農家になって、ピッパで直観に従って物事に取り組んできました。農家から始まって、茶道を始めて、経営者になって、農福連携を進めて、アメリカに出張してと普通の自然栽培の農家としては、規格外と言われてきました。それはきっと僕がある時点からピッパ星人だと意識しだしたからだと思います。

直観を瞬速で取り掛かれるようになったらピッパ星人です。

織田信長というピッパ星人

小学生の時から、歴史が大好きでいろんな歴史小説を読み耽ってきました。
最近はあまり小説を持つ時間を持てないので、もっぱら歴史系のyoutubeを息子と一緒に楽しんでいます。織田信長という日本最大のピッパ系のスターがとても興味深いです。

絶対不利だと言われた桶狭間の戦いで、直観に従って戦うんだとう彼の特徴が本当に素晴らしいです。そこから本能寺の変でわずか22年で日本のその後の流れを決定づけただけではなく、茶道隆盛の基礎を作り、新しい経済のルールを作るなど八面六臂の活躍ができたのは、彼が生粋のピッパ星人で常識にとらわれず、直観を実践するための初速の速さによるのではないかと思っています。

スティーブ・ジョブズというピッパ星人

有名なスタンフォード大学の卒業式の式辞に、点と点を繋げるという話があります。若き日のスティーブ・ジョブズが大学で学んでいたカリグラフィーとその後のMacの製作というふたつの点が、Macが美しいフォントを搭載するという線につながったという印象的な話です。

偉大なピッパ星人は、初速で学んだことを線に繋げられる力があると思っています。まずは点でいい、その後にその点と点をどのように繋げられるかが、その人のオリジナルな部分だと僕は思っています。

直観→芸術→オートマティズム

優れたピッパ星人は、直観で始めた事を芸術に昇華させ、それを自動化させることに優れています。信長のあと、秀吉→家康の流れで日本が統一できたこと。ジョブズの後、ティム・クックがアップルを上手に経営していること。それはおそらく、彼らが自分がやったことを自動化させていくというところにまで意識を向けていたからかもしれません。

逆説的に言うと、直観が優れていなければ、それを芸術化させることに慣れていなければ、僕らは自動化の奴隷になってしまうかもしれません。シンプルに人生は芸術作品だと信じています。